2022/07/13投稿

発明プロジェクト(東京都人権プラザ×ゆるスポーツYOUTH)

カテゴリ:スポーツ開発ゆるスポーツゆるスポーツYOUTHワークショップ発明プロジェクト

タグ:報告

みなさんこんにちは。ゆるスポーツYOUTHの関口です!

7月に入ってから、グッと気温が上がりましたね。今年も、気持ちの良い夏がやってまいりました。みなさんは、夏と冬といったら、どちらがお好きですか?僕は、夏が好きです。暑いですけど、とにかく気持ちがいい!!

しかし、最近、友達から「夏バテをした」というようなことをよく耳にします。熱中症対策はしっかり行いましょう。

ところで、

今回は、我々ゆるスポーツYOUTHが、約半年間にわたり携わってきたプロジェクトが、ひと段落を終えたので、みなさんに報告させていただきたいと思います。

まず初めに、このプロジェクトを通して、ゆるスポーツYOUTHの5人のメンバーで新たに3つのゆるスポーツを発明することに成功しました!

では、このYOUTHが半年間関わってきたプロジェクトとはいったいどういったものなのか!?
このプロジェクトの概要を説明したのちに、実際にどんなゆるスポーツを発明したのか一つずつ紹介していこうと思います。

まず、このプロジェクトは「発明プロジェクト」といって、東京都人権プラザさんが展開する、「インクルーシブシティ東京」の実現にむけた体験・交流型の新たな事業です。(参考:東京都人権プラザHP
今回は、「発明プロジェクト」の第二弾として、子供たちを対象とし、障害の有無に関わらず誰もが楽しめる新たなスポーツなどのアクティビティを発明することを通じて、障害当事者の課題を『自分事』にできる仕掛けづくりをテーマとしてゆるスポーツという考えが取り入れられました。

合計で3回のワークショップを通し、都立大学の5人の大学生を中心として結成されたチームと、我々ゆるスポーツYOUTHの5人で結成されたチームとの2チームに分かれ、それぞれ3つずつの新しいゆるスポーツを発明してきました。

ワークショップの内容としては、それぞれのチームに、現在、特別支援学校に勤務されている先生2名の方々を招待し、実際にお二方からご教示いただいた障害のある子供たちの特性を起点に、アクティビティの発明に向けた検討、試作、体験、検証等を行うというものでした。詳しくは、「東京都人権プラザHP」をご覧ください。

ここからは、私たちゆるスポーツYOUTHのメンバー中心として発明した、3つのゆるスポーツとそれぞれのゆるスポーツの魅力を紹介していきたいと思います!

モモ&ダニ

まず、1つ目に紹介するのが、紳士淑女の競技「ポロッとジェントル」です。

このゆるスポーツは、筋ジストロフィー症を患い、車いすに乗って日常生活を過ごす、とある男子高校生を起点として発明されました。あのアパレルブランドの「ラルフローレン」のロゴでお馴染みの、マイナースポーツ「ポロ」をベースとして作成されました。
基本ルールは、車いすを押す人と乗る人の組み合わせ、2組が、フィールド上で協力し合い、規定のハンマーを使用し、ゴールとして設置されたコーンとコーンの間にボールを得点し、そのスコアを競うものです。
このゆるスポーツの魅力は、このゆるスポーツ開発の起点となった、車いすに乗っている彼でもダイナミックに活躍することができ、かつ、健常者、障がい者関係なくみんなで楽しむことができるという点です。より詳しくご覧になりたい方はこちらの動画にてご紹介しております。

ゆい&めんでぃ

2つ目に紹介するのが、すべてのプレイヤーが鬼と陰陽師のコスプレをして競い合う「グイボール(気球・鬼球)」というゆるスポーツです。

これは、中学生のころから脳に腫瘍を抱え、動きに制限があり、複雑な動きを不得意とする、とある高校生を起点として発明されました。その彼は、中学生まで野球少年であったが、脳腫瘍が発見されてから余儀なく、大好きであった野球をやめることになってしまいました。そんな彼でも楽しめるように、野球の打つ・投げるといった動作が取り込まれています。
基本ルールは、鬼チームが金棒を持って守る円形のゴールに、陰陽師チームがボールを四方八方から投げて得点を競い合うというものです。
このゆるスポーツの魅力は、このゆるスポーツの起点となった、脳に腫瘍などを抱え、激しいスポーツをやる際のヘッドギアの着用へのコンプレックスを抱える彼でも、みんなでコスプレすれば楽しく参加できるという点にあります。より詳しくご覧になりたい方はこちらの動画にてご紹介しております。

たか

最後に紹介するのが、「だるまさんが転んだ」ではなく、「だるまさんを転がして」というゆるスポーツです。

これは、日常を寝たきり状態で過ごし、頬や指先でのわずかな動きを得意とする、とある女子高校生を起点として発明されました。彼女は、24時間をベッドの上で過ごされています。そんな寝たきりの彼女でも、参加できてしまうのがこの、「だるまさんを転がして」というゆるスポーツです。
基本ルールは、中心で回転する、円形のだるまの的に、腕にくくりつけた筒から、重心が不安定なだるまをだるまの的にめがけて転がし、2人で競い合うというものです。だるまが転がった先が、的のだるまの顔の目に近ければ近いほど高得点を得ることができます。
このゆるスポーツの魅力は、寝たきりでもみんなでスポーツの本質を楽しむことができるという点です。より詳しくご覧になりたい方はこちらの動画にてご紹介しております。

この「発明プロジェクト」によって発明された合計6つのゆるスポーツは以下の動画によって紹介されています。ご興味があれば、ぜひご覧ください。



最後まで、ご覧になっていただきありがとうございます。いかがだったでしょうか?
私たち、ゆるスポーツYOUTHはこの、「発明プロジェクト」を通して、障がいのある方の立場に立ってみるというとても貴重な経験を得られることができました。ここで培ったアイデアや経験そのものは、今後の私たちの活動に、たくさん活かしていけたら幸いです!

この記事を、ご覧になり、ゆるスポーツYOUTHに興味を持っていただけた学生の方や、「一緒に活動してみたい!」と思った学生の方々は、ご遠慮なく、下記メールアドレスにご連絡ください!

この団体では他の団体ではできないような貴重な機会に巡り合うことができるかもしれません。
年中、ご連絡をお待ちしております!!

ライター : 関口友貴

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代表 関口友貴・中尾公洋
 
電話番号 090-2220-4382・090-2768-8480
 
アドレス yuru.sports.circle@gmail.com